回送運行許可について

回送運行許可とは?

回送運行許可とは、別名「赤枠ナンバー」「ディーラーナンバー」とも呼ばれる、臨時運行許可のことです。
自動車が道路で運行されるには自動車検査証(車検証)が必要となっていますので、車検切れの車両や抹消登録の済んだ車両・一度も登録を受けていない車両は、道路の運行が不可となっています。

このような決まりの中でも特例があり、「車検を受けるため」「新規登録手続きを行うため」という目的に限り、一時的ではありますが道路の運行が可能となるのが回送運行許可となります。
これは市区町村など管轄の運輸局にてナンバープレートに赤い斜線が入ったものが交付されますが、1台につき1回の運行に限定されています。

回送運行許可はメリットたくさん!!

回送運行許可の取得は、多くのメリットがあります。

車検の切れた車両にナンバープレートを付けるための申請で、整備工場から運輸局(陸自)へ車両を持っていくためには、仮ナンバーを付けての自走・ローダーに積載しての陸送・回送ナンバーを付けての自走、という3つの方法があります。

仮ナンバーの取得には、市町村へ1台ごとに受け取りに行く必要があり、ローダー積載の場合にはローダーの準備(レンタルもしくは購入)と陸送依頼でコストが跳ね上がります。
ローダーは購入資金も必要ですが、その後の維持費もかなりかかります。駐車場代・自動車税・任意保険・車検代・ガソリン代などが維持費となります。

それに比べて回送運行の場合は、1台に付き1回という限定ではありますが、複数の車両に回送ナンバーを使い回すことが可能ですので、都度役所へ赴く必要がありませんし、ローダーコストもかかりませんので、手間とコスト削減となります。

回送ナンバー取得は個人でも可能ですが、さまざまな提出書類が必要となりますので行政書士に書類作成代行を依頼したりするほうが早く確実とも言えます。
その費用は約40,000~70,000円ほどが平均ですので、ローダーを所持することよりも経費がかなり抑えられます。回送ナンバーを上手に使い回してメリットを生かすためには、帳票をきちんと付けて回送ナンバーを管理するのが重要なポイントとなります。

回送運行の許可の種類

回送運行の許可の種類は、申請上3つあります。

「制作」は自動車メーカーなどが車両を造ってのちに運搬するため、「販売」は中古自動車販売業者などが販売目的で車両を運搬するため、「陸送」は他社より依頼を受けての車両運搬のため、という目的別に分類されています。
回送運行許可申請で比較的多いものは「販売」です。