運転中の視野

今回は運送会社でトラックを運転するドライバーさんにとって非常に大切な視野についてです。

会社でドライバーを雇用して荷物を運ぶ以上は、経営者となるあなたはドライバーの健康面にも注意をしなければいけません。

医師のように詳しくなる必要はありませんが、最低限の情報を頭に入れておいて、早めに気が付くことで結果的には会社のリスク回避にも繋がっていきますので見ていくことにしましょう。

視野と視力は違うもの

視野と視力が異なることは、ほとんどの方は理解しているとは思いますが、おさらいで確認しておきましょう。

視野とは、目を動かさないで見える範囲がどこまでかというものです。

これに対して視力というのは、視野の中で一番明確に物が見える能力の高いところを数値化したものです。

一般的に視力検査はよく行ったことがある人がほとんどでしょうが、視野の検査を行うことはあまりないので、視野のことに関しては、あまり馴染みがないかもしれません。

視野は速度によって変化する!!

視野の中心部は解像度(テレビやデジカメで使用される意味と同じです)が高くなっており、物の小さな違いを判別することが可能となっています。

逆に視野の周辺は解像度は低く、おおっざっぱに何かが起こっているといったことしか理解できないと言われています。

視野の範囲は止まっているときよりも、動いている時の方が狭くなります。

ですから、ドライバーのように常に動いているものを見て判断している人の視野は狭くなっており、周辺の状況認識が止まっている時よりも難しくなることを理解しておくといいでしょう。

運転中の視野変化には要注意!!

一般的な視野は止まって前を向いているときは、片目で見える範囲が上が60度、下が60度、内に60度、外に100度程度になるようです。

ですから両目で確認可能な歯には水平で200度程度までとなっています。

実際にどれくらい見えるのかは一度じっくり自分で確認してみてもいいのではないでしょうか。

運転などで視界に動きが加わる場合には、判断可能な範囲がかなり狭くなってきます。

例として時速40キロで走行している時の視野は正面を中心として100度であり、速度が上がるごとに時速70キロなら75度に、時速130キロであれば30度にまで狭くなります。

高速道路での運転中は物の動きや明るさの変化に敏感に反応する周辺視の機能が弱くなるため、信号が変わったりしたことを把握しにくいといったことになりますので、その事実を理解したうえで運転することは、リスクを回避するための大きな武器となるでしょう。