運転支援・自動運転

自動運転ではないのに自動運転と名乗っている問題

昨今のコマーシャルでも自動運転でもないのに自動運転技術であるかのような誤解を招く表現で消費者を欺くかのようなCMが増えていました。

完全に自動運転ではないにもかかわらず、あたかもドライバーの操作がなくとも自動でクルマが操作をしてくれるのではないか?といった誤解を招く表現はドライバーの油断を誘うこととなり、結果として交通事故を誘発することになります。

このような状況で国土交通省じゃ現在自動運転のレベル分けでレベル1からレベル5まで分類されている中でレベル2までに関しては自動運転ではなく、あくまでも運転支援であるという言葉を使用するようにとの見解を公表しました。

実際に世界中のメーカーを見てもレベル3を実現しているのはドイツのアウディくらいで、他のメーカーの装備は大々的にオートパイロットという表現で自動運転を声高にうたっていたテスラモーターズでさえもレベル2の範疇からは抜け出してはいないのです。

また世界中の国家の法規の問題から、アウディの搭載するレベル3の技術も実際には解放されてませんので、事実上道路を走行しているクルマの安全装備はレベル2までしか実現されていないのが現状となるのです。

運転支援・自動運転のレベル分けを理解しよう

ここでは運転支援・自動運転の世界的なレベル分けを確認しておきましょう。

会社がプライベートで使用されているクルマがどのレベルなのかを理解することも安全運転につながり、交通事故を減らすことにもなるのです。

☆レベル1

レベル1の車両は、アクセル・ブレーキ操作またはハンドル操作のどちらかを部分的に自動車する技術を搭載した車両のことをいいます。
現在販売されている車両の多くがレベル1に該当する装備を搭載しています。

☆レベル2

レベル2の車両は、アクセル・ブレーキ操作及びハンドル操作の両方を部分的に自動化する技術を搭載した車両となります。自動化という言葉が使用されていますが、レベル2はあくまでも高度運転支援システムを搭載した車両であることは間違えないようにしましょう。

現在市販されているクルマに搭載されている技術のほとんどはこのレベル2であることも理解しておきましょう。決して自動化されているわけではないことをくれぐれも忘れないようにしてください。

☆レベル3

レベル3の車両は、一定条件の中で、すべての運転操作を自動化する技術を搭載した車両となります。ただし、注意点が必要なのは全ての操作を字塚しているからといって、レベル3の車両ではドライバーが運転操作を放棄できるわけではありません。

運転システムが要請があればドライバーはいつでも運転操作を自分で行うことができるように待機しておくことが必要となります。現在実現されている最高レベルがこのレベル3でアウディなど1部の車両にシステムとしては搭載されていますが、法律をクリアできていないために、実質的にユーザーが恩恵を受けることができなくなっています。

☆レベル4

レベル4の車両は、一定条件の中で、全ての運転操作を自動化する技術を搭載した車両となります。ここまで進化すれば完全な自動運転技術にあと一歩というところにまで来ていることになります。

☆レベル5

レベル5の車両は、どのような条件下であっても、全ての運転操作はを自動化する技術を搭載した車両となります。レベル5になって初めてドライバーは全く操作を行うことなく目的地を指定さえすればクルマが自動的に判断して移動する完全自動運転が実現することになるのです。

多くの人が自動運転と聞いて頭に思い浮かべるのはレベル5の完全自動化ですので、現在の技術と比較するとあまりにも乖離があるために、国土交通省がレベル2までは自動運転ではなく、あくまでも高度であっても運転支援システムであるとの見解を出したのではないかと思われます。