運送業に必要な資格

運送業を始める前に必要な資格を理解しておこう

お問い合わせの中で質問される内容に以下のようなものがあります。

「これから運送業を始めたいのですが、どのような資格が必要なんですか?」というものです。

この質問にある「資格」と言うのは、懲役刑を受けた事がある場合や、過去に運送業の許可取消し処分を受けている等の意味とは違い、試験を受ける事によって合格する事が出来ればもらえる資格の事を意味しています(つまりライセンスですね)。

補足ですが、運送業許可の際に欠格事由に該当しない事が求められています。

・1年以上の懲役または禁固刑に処せられ、その執行が終わり、または執行を受けなくなってから2年以上経過していない者

・運送業の許可取消し処分を受け、取消しの日から2年を経過していない者

つまり、これらに該当する方は欠格事由となりますから、許可を受ける事はできません。

しかし、この期限を過ぎれば申請する事はできます。

このページでは、あくまでも運送業を始める際には、どんな資格が必要なのか?について記載させて頂きますので、欠格事由の細かい詳細については省略させて頂きます。

では話を戻しますが、欠格事由にも該当せず、運送業を始められたい方には、どのような資格が必要となるのでしょうか?

1. 必要となる資格は4つある!

1-1. 運行管理者の資格

まず、運送業をする上で必要となるのが、「運行管理者」です。

これには、「運行管理者資格」が必要となります。

この資格を取る為には、次のステップが必要です。

① 3日間の運行管理者基礎講習を受けて、最終日のテストに合格する(講義の中でテストに出る事は教えて貰えますので、心配する必要はありません)

② 運行管理者試験に合格する事。こちらは合格率が30%と低く、しっかりと勉強をしなければ合格できませんので、気を抜かないで取り組みましょう!ちなみに、試験は毎年3月と8月の計2回のみとなっています。

1-2. 運行管理補助者の資格

運行管理補助者にも資格があります。

ただし、この試験は、運行管理者基礎講習を受講し、講義後のテストに合格すれば良いので、ほとんどの方が合格されますから、ご安心下さい。

1-3. 整備管理者の資格

次の3つの内、いずれかの資格が必要です。

◆ 3級自動車整備士
◆ 2級自動車整備士
◆ 1級自動車整備士

この内、どれかを持っているのであれば、整備管理者になる事ができます。

ただし、いくら運送業界に居た方であっても、整備士の資格までお持ちの方はほとんどいらっしゃらないので、別で探す必要があります。

1-4. 法令試験に合格する

これは、運送業の許可申請を受けたあとに受ける試験となり、「法令試験」と言います。

実際に運送業として営んでいく資格があるのかどうか?を判断する試験となっております。

この試験については、運送業の許可申請を受付した日より後の、奇数月に地方運輸局で受験をする事になります。

この試験に合格しなければ、運送業の許可を取る事はできないので覚えておきましょう!

2. 資格がない場合は?

ここまでは4つの資格について解説させて頂きましたが、資格がない場合にはどのような条件などで許可を受ければ良いのでしょうか?

2-1.経験や能力

まず、はじめに、平成29年からは経験や能力があったとしても、運行管理者になる事はできなくなっていますので、注意して下さい。

その他、整備管理者につきましては、資格がない場合でも、経験や能力があれば良いとされております。

2-2.整備管理者の2つの条件

整備管理者になる方が、自動車整備士の資格がない場合、以下の条件をクリアすれば良い事になっています。

① 運送会社などにおいて、トラックの点検整備経験(実務経験)が2年以上。

② 実務経験をした会社から、経験した証明の書類に印鑑を貰う事ができる。

以上の2点が条件となります。

つまり、自動車整備士の資格が無かったとしても、整備管理者になるには、上記の条件をクリアする事によってなる事ができると言う事なのです。