貨物利用運送事業

貨物利用運送業は、通称名として運送業界では昔ながらの名称として「水屋」と呼ばれていることもあります。

これは運送業界の中で一般的に知られている言葉であり、これまでに運送業界や物流業界などに携わったことがない方にとっては「水屋って一体なに?」と思われることでしょう。

現在では、あまり使われることが少なくなったようですが、水屋と聞くと「食器棚」を思い浮かべる方もいらっしゃると思います。

ただ、運送業界での水屋は別物で、その由来としては“昔、水を売って歩く商人が、飛脚などへの荷物の取次を行っていた”というところから来ているとされているそうです。

今回は、水屋(貨物利用運送業)の由来を知って頂き、実際に儲かるのか?や、どのように営業を行えば良いのか?などを、見ていきたいと思います。

そもそも水屋は儲かるのか?

貨物利用運送業の「水屋」を始めたいなと思っている方でも、実際に事業を始めて、本当に儲かるのかどうか?が事業を開始する際に最も気になる点なのではないでしょうか。

実際のところ、事業を開始したばかりの初月で、1ヵ月の商取引総額(月商)が300万円を超えたような実績を持たれた利用運送事業者もいらっしゃいます。

さらに、地域限定ではなく全国的営業活動を展開された方の場合では、月商として1000万円を超えている方もいらっしゃるほどです。

ですから、電話一本で始められる事業としては貨物利用運送事業は、おいしい事業だともいえるのではないでしょうか。

3PL/専業水屋、その登録社数について

3PLとは、「サードパーティーロジスティクス」のことを指し、運送業の許可を取得した上で車両を保有しながら、同時に利用運送事業も行う事業者のことを意味します。

一方、専業水屋とは、3PLとは違い、車両を持っていない利用運送事業を単独でおこなう事業者のことを表しています。

ちなみに、全国の貨物運送事業者が約6万2000社(国土交通省のデータより)ありますが、利用運送事業の数は、2万社を超えているのが現状です。

国土交通省が公表しているデータである6万2000社の中に専業水屋が含まれていないことを考慮すると、利用運送事業者の存在は日本の物流業界では大きな存在感を発揮していることが理解できるのではないでしょうか。

営業をする場合や、注意しておかなければならないこと

ここまでのお話で、利用運送事業(水屋)が比較的儲かりやすいという印象を持たれた方も多いのではないでしょうか。

しかし、これは運送業だけに限らずどの業種や事業にもいえることですが、何もせずに簡単に儲けが出るというわけでは決してありません。

水屋についても同様に、地道に営業活動を行い、人脈を広げることは売り上げを安定させて会社を利用運送事業をメインで維持させていくためには最低限必要なこととなります。

じゃあ経営を安定させるためには、営業はどうすればいいの?と思われる方もいらっしゃると思いますが、まずは人脈を作ることが利用運送事業者として成功するためには、基礎中の基礎となります。

ですから、自分の頭の中で考え付く限りの方々や方面に対し、水屋運送を開始する旨を伝えるところから始めましょう。

それは、もしかすると、プライベートで普段行っているお店の常連客の中に取引先となる相手がいるかもしれませんし、どこに人脈が転がっていて、それが繋がるのかは実際に行動してみなければわからないことが多いということです。

どの職業にもいえることですが、お客様が居なければ実際に売り上げをあげることは絶対にできませんから、あらゆる可能性を考える必要があります。

まずは、水屋運送を開始する旨を伝える行動を幅広く行っていくところから始めることが肝心です。

まとめ

水屋運送では、人脈作りに手抜きをせず、営業活動の方法さえ間違うことがなければ、独立開業をしても十分にやっていける可能性が高い業種だと言えます。

努力なくして結果は得られませんから、まずは行動から開始することが大切なのです。