運送業の巡回指導

運送業には、運送業を行う為の許可が必要なわけですが、この許可を取得してから3ヶ月から6ヶ月後くらい、その後に関しては2年に1度のペースにて「〇〇県貨物自動車運送適正化事業実施機関」と言う通称「適正化事業実施機関」の巡回指導が行われる事になります。

ここまでの記事にもあった巡回「監査」の方ではなく、巡回「指導」ですから、監査に比べればそこまで厳しいものではありません。

しかし、チェックされる項目として、点呼を怠っていたり、帳票の管理等を怠っていると、行政処分の対象となりますから注意しておく必要があります。

今回は、その巡回指導について、重要な点をまとめてみましたので、巡回指導に関して不安要素がある方等は、是非読んで頂き、ポイントを押さえておきましょう!

巡回指導で重要な点について

巡回指導が行われる前段階において、協会の方より事前に指導を実施する日程に関する内容の電話が入る事となっております。

その電話が入った後に、用意をしておく必要がある内容の書面がFAXにて送信されてきます。

ですから、基本的な部分で言うと、記載されている内容の物を用意しておけば、そこまで問題は起きないでしょう。しかし、注意して頂きたいのは、日々の日常業務がちゃんと行われていると言う事が大前提となります。つまり、いい加減な管理をせずに、しっかりと普段から管理が行われている事が重要なのです。

特に重要な項目としては、以下の通りとなります。
◆運転日報(乗務記録)
◆点呼記録簿
この2点は、しっかりと記載がされている事や、管理されている事が求められます。

チェックされる内容とは?

では次に、この上記2点の書類についてチェックされる内容をそれぞれで見て行く事にしましょう。
★運転日報
運転日報と点呼簿

特に運転時間や休憩時間については重要な点として見られる事になります。

デジタコ(デジタルタコグラフのことです)の場合、運転手がしっかりとボタン操作をしている必要があります。

また、4トン車等、デジタコを装着していない場合は、運転・休憩・待機・深夜・残業のそれぞれの時間に運転の日報や、タコグラフを元にして集計管理する事が求められます。

もしドライバーから運転日報の提出自体に漏れがある場合や、配車の記録と合わない場合には指摘を受けてしまいますし、タコグラフも同じように抜けがあった場合には指導対象となってしまいますので、ご注意下さい。

★点呼簿について
自動車の運送を行う事業者は、対面の点呼が義務づけられております。

ですから、点呼簿と言う物は、とても重要な帳票の1つとなります。

点呼簿は巡回の指導を受ける際には、指導員がチェックすることになります。

通常ですと、2泊3日以上となる運行を行う場合以外については、運転者の出庫と入庫の時に対面点呼が必要とされています。

また、運送業においては、一般的にドライバーの勤務時間が一律でない場合が多く、深夜に入庫する場合もあれば、早朝に出庫する場合等もありますから、現実として対面点呼が難しい場合もありますが、それでも漏れがあれば指導対象となってしまいますので、運行の管理補助者を用いて上手く対面点呼をするようにしましょう。

★その他の帳票について
・業務の関連
運送業で必要な帳票①

・運行管理の関係
運送業で必要な帳票②

・車両の管理関係
運送業で必要な帳票③

・経理の関係
運送業で必要な帳票④

・その他
その他に、「自主点検表」が必要で、これは巡回指導の通知としてFAXが送られてきた時に、同時に送られて来る事となっております。

巡回指導の通知が来た時に、するべき事

では次に、実際に通知が来た場合に、しておくべき事を見ておきましょう!

帳票管理について

帳票の管理が出来ていないと言う場合には、絶対的に最優先でチェックする必要があり、一番近い直近の月から中身に不備等がないかを確認するようにしましょう。

次に、そのチェックが終了したらその前の月の分も合わせてチェックするようにします。
・その他のチェック項目
運送業の帳票管理のチェック項目

以上の事等もしっかりチェックした上で慌てる事がないようにしていきましょう!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

想像以上に、帳票にはかなりの量がある事がお分かり頂けたと思います。

実際に巡回指導を受ける直前になって慌てる事がないよう、普段から管理等はしっかりと徹底しておく事が大切です。

巡回指導を甘く見ていると、行政処分の対象となってしまいますから、これらのご相談につきましても、事業者様の不安が取れるよう努めさせて頂いておりますので、是非お気軽に運送業許可申請のコンシェルジュご相談いただければと思います。