クルマのヘッドライト

意外と忘れるヘッドライトの点灯タイミング

周囲の視界がだんだんと悪くなってくる、夕暮れから日没にかけての時間帯は歩行者の死亡事故を含めて重大な交通事故が多発する時間帯となります。

薄暮の時間帯に交通事故が多発する時期もあり、データでは10月から1月にかけてが、他の時期と比較して突出して多くなっていることが特徴的です。

薄暮の時の安全運転に忘れてはいけないのが、早めのヘッドライトの点灯になります。

ヘッドライトの役目と効果

ヘッドライトには、ドライバーが前方を見るためだけではなく、歩行者や自転車などからクルマの存在をわかってもらうという役割もあります。

経験した方もおられるでしょうが、薄暮の時間帯にヘッドライトを点灯していないクルマは周囲の景色に溶け込んでしまいクルマの存在がわかりにくくなるだけではなく、ドライバーの方もスピード感や鈍ったり他のクルマや歩行者などとの距離感がつかみにくくなってしまいます。

ヘッドライトは、信号や他のクルマのブレーキランプが明るいと感じるようになる日没の30分前には点灯していることが望ましいとされています。

まだ完全に暗くなっていないのでスモールランプだけでも大丈夫だろうと考えている方が実際に道路を走っていると多いと実感するわけですが、スモールランプでは点灯していても、クルマの存在感という意味では点灯していない場合とほとんど変化がないことは理解しておくようにしましょう。

明るい時間帯に点灯しているデイタイミングライト(DRL)は周囲から目立ちますが、薄暮のスモールランプは目立たないのです。

オートライトのクルマの増加による注意

最近では輸入車を始めとして日本車にも自動でヘッドライトの点灯をしてくれるオートライトが装備されているクルマが多くなりました。

しかし、実際にクルマによってヘッドライトの点灯タイミングが異なることがありますので注意をしておくことが必要です。

日本自動車連盟(JAF)がおこなったオートライトのテストでは、オートライトを装備している多くのクルマが日没直前までヘッドライトが点灯にならなかったデータがあるようです。

完全に暗くなればオートライトは機能しますが、薄暮のように中途半端は明るさの場合にはドライバー自身が判断して安全のためにヘッドライトの点灯スイッチを操作することも必要となるでしょう。

薄暮の時間帯以外にも雪が降っている場合や霧で視界が遮っている場合などでは、昼間であっても安全のためにヘッドライトの点灯をおこなうようにしてください。

ヘッドライトを早めに点灯しても損をすることはないのですので、少しでも暗いかな?と視界が悪くなればヘッドライトを点灯する癖をつけておくといいのではないでしょうか。