ガソリン税の二重課税

自動車ユーザーの負担は大きい

自動車ユーザーをターゲットとした不合理な税金体系は、運送業許可申請のコンシェルジュでも以前紹介させていただいた当分の間税率などだけではありません。

1つは日常的にガソリンスタンドで給油しているガソリンや軽油にかけられているガソリン税があります。

ガソリンに高額な税金がかかっていることは既にご存じの方も多いとは思いますが、ガソリンの代金にはガソリン税の価格に消費税をかけているという、他の物では考えられない税金に税金がかかるという二重課税が平然と行われているのです。

もう1つは古いクルマに課されることになる自動車税などの重課になります。

昨年度にJAF(日本自動車連盟)が自動車ユーザーに対して行ったアンケートでは、どの税制に対しても多くのユーザーが反対の立場を表明しています。

参考サイト「JAF・日本自動車連盟サイト」

政府が公表している「平成29年度税制改正大綱」には平成31年度税制改正大綱の改正までに「自動車の保有にかかる税負担の軽減に関して、総合的な検討を行い、必要な措置を講ずる」ことを明記してありますので、平成31年度の税制改正大綱で現在の不合理な税制を変えるようにしなければ、また不合理な税金を自動車ユーザーが負担することになるのです。

自動車税のおかしさに関してはトヨタ自動車をはじめとした日本自動車工業会も改正すべきであると政府に陳情を行っているようですし、草の根運動的に自動車ユーザーの声が広がっていって社会的な意見として政治家に認識させることが非常に大切になってくることでしょう。

まずます需要の高まる運送業やバス事業、レンタカー事業、介護タクシー事業などのようにクルマを使用しなければ事業が成り立たない業種に関しては、不合理な税制は会社の存続にも関わる非常に重要な事なのです。

税金に関する素朴な疑問

Q1:長く大切に乗っているクルマに古いだけで税金が上がるのはおかしいのではないのか?

A1:政府などの建前では環境に優しいクルマを増加させるためとのことでしょうが、ただ長く乗っているクルマだということで税金が増えてしまうことは明らかに不合理なことであると言えるでしょう。例として燃費の良いプリウスに年間5万キロ乗るユーザーの税金が安く、燃費が悪いRX-7に年間3000キロしか乗らないユーザーではどちらが年間の燃料使用量は多いのでしょうか?古いクルマを大切に乗ることが税金の負担を多くすることであれば、日本にはアメリカやヨーロッパのようなクラシックカーを大切にする自動車文化が成熟しないと思われます。世界でも有数のクルマ大国の日本である以上は生産台数だけでなく、自動車文化を成熟させることも非常に大切な事であると思うのです。

Q2:二重課税を行っている理由はどのようなことから?

A2:ガソリン税は、ガソリンを原油から精製する製造所から出荷する段階で製造業者などに対して課税が行われます。すでに税金の掛けられた段階の金額に対して小売り(ガソリンスタンドなど)で消費税が自動車ユーザーに課せられるとなると、結果としてガソリンには税金に消費税がかかるという二重課税の状態になるというわけです。