レンタカー事業と創業融資

会社法という法律が改正されてから、いくら資本金が1円から会社設立ができるとようになったとしても、本当に資本金1円で会社を設立することは、とても危険です。

会社を設立する場合には、会社の場所、事業に必要なお金や会社を維持していくために必要な経費など、様々な資金が必要なケースが多いのが事実です。

また、実際に資本金1円で会社設立ができたとしても、会社を設立する為には登記を行いますから、申請にかかる登録免許税などをふくめて、1円さえあれば会社が設立できるというのは大きな間違いです。

レンタカー事業で起業をお考えの方の場合は、レンタルに使う車の購入費用・リース費用や、事務所、駐車場などを確保する為のお金も必要となってきます。

このように資金が必要な際に、資金調達の方法として一度考えて頂きたいのが「創業融資」です。つまり、お金を借りて起業するという選択肢があるということなのです。

今回は、この創業融資について迫ってみたいと思います。

開業における2つの融資について

起業をする為に必要となるお金を貸してくれる制度には、大きく分けて2つ存在します。

① 日本政策金融公庫「新創業融資」
② 金融機関、信用保証協会が連携する「制度融資」

日本政策金融公庫は、「公庫」や「国金」とも呼ばれます。

通常、金融機関等からお金を借りる場合には、継続的に事業を運営することで売上を出し、納税するという形で融資を受けることになります。

しかし、今から開業して事業を始めるという方は、事実上すぐにできませんし、起業する際には、ある程度の資金が絶対に必要です。

そこで利用したいのが、新創業融資や制度融資なのです。これらの融資は、開業資金として借りることができる為、今から起業をする方にとって非常に有効な制度であること間違いありません。

融資を受けるには条件がある?その理由とは

実は、誰でも融資が受けられるというわけではありません。

融資を受ける場合には、まず条件をクリアする必要があります。それは「自己資金」です。

いくら開業資金として、お金を貸してくれるといっても、無条件に融資を受けられるわけではないのです。

融資する金融機関側も、お金を貸すということは全額返済を求めますので、開業の融資をお考えの方は、まずここをポイントとして押さえておきましょう。

自己資金というのは、ご自身で予め用意したお金を意味し、一般的には融資を受けたい額の半分以上が必要であるとされています。

つまり、300万円の融資を受けたいのであれば、その半額となる150万円以上の自己資金が必要であるということになります。(※自治体によっては自己資金がなくても融資を受けられる場合がありますので事前に問い合わせるといいでしょう。)

融資を受けるには信頼が重要?

融資を受ける為には自己資金に加えて、他にも重要なポイントがありますので見ておきましょう。

事業の継続性を証明する

自己資金の他にも、創業融資を受ける上で必要なことがあります。それは、あなたが始めようと考えている事業を継続的に行うことができるという事を証明できるかどうか?です。

一般的には、融資された資金は5年~10年の間に返済するという内容になりますが、その間は事業が継続していないと貸す側も返済をしてもらえないので困ることになります。

つまり、創業融資を希望される場合は自己資金に加え、事業を継続して行っていくことができるという信頼を金融機関から得ることが必要であるということとなります。

信頼を得る方法~事業計画書の作成について~

では、実際にはどのような方法で融資をお願いする金融機関から信頼を得れば良いのでしょうか?

そこには、事業計画書の作成が非常に重要なポイントとなってきます。

つまり、同業を行う方々や会社に比べて、あなたの会社のサービス内容や、強み、どのくらいの顧客を獲得できる見込みがあるのか?や、借りた額を返済したとしても利益としてどのくらい残すことができるのか?などを書面によって説明するのです。そのような事業計画書を作成することで、安心して融資をしてもらえる状況をつくり出すということになります。

また、事業計画書には、申請をする方がこれまで経験したビジネスや、年数などを記載することになるのですが、必ずしも中古自動車販売業や、レンタカー会社の営業などを経験していなければならないわけではありません。

あなたがこれから始めようと考えている事業の経験がなかったとしても、創業融資を受けられる可能性は十分にありますので、ご安心ください。

融資を成功させるための一番重要なことは、融資をする側が、この人に貸しても大丈夫だと納得してもらえるような事業計画書を作成できるかどうかがポイントとなるのです。

事業計画書の作成と、その他に重要なこと

事業計画書を作成する時に重要なことは、どのように信頼を得るのか?という点です。その為には、事業計画書にこれまでの経験や計画などを言葉や数字化し、相手に伝わるよう、作成しなければなりません。

具体的には、以下のようなことがあげられます。
① その商品が売れて、実際に売り上げをあげられるという根拠
② どのように、どこに販売する計画をたてているのか
③ これまでのビジネスの経験
④ この事業を始めるにあたる熱意

以上のような内容を言葉や数字として表す必要があります。

また、この他にも、重要な点として覚えておいて頂きたいのは「人」として信頼を得るということです。

公庫や金融機関は、融資をする際に、上記の事業計画書だけではなく、その「人」をしっかりと見ています。つまり、いくら事業計画書がしっかり作成されていたとしても、「人」として信頼を得られなければ、融資を受けられない可能性があるということなのです。

これは、ご自身で想像して頂ければわかりやすいと思います。

例えば、横柄な態度で話す人や、融資を受けたい方の身なりがジャージ姿である場合と比べ、言葉遣いが丁寧で、ビジネススーツで来られる方だと、あなたならどちらの頼み事を聞きたいと思われますか?おそらく、ほとんどの方が後者の方とお答えになるのではないでしょうか。

融資をするということは、お金を貸すわけですから、前者のような方だと、あまり融資したいという心境にはならないと思います。

そのような観点から、身なりや言葉使いには気を配る必要がありますし、起業をするにあたっての事業にかける思いや熱意なども重要となります。

当たり前のことですが、融資をお願いする場合にも、担当する相手は人間です。人間には感情がありますから、その点を十分に理解して好感をもってもらえるようにしましょう。

まとめ

今回は、レンタカー許可を取得して起業をお考えの方に、創業融資のお話をさせて頂きました。

レンタカー事業で起業する為には、一定の資金が必要なケースが多い為、創業融資を検討されているる方も多いと思います。

創業融資を受けやすいよう、少しでも内容を参考にして頂ければ幸いです。